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2012年6月17日 (日)

ファースト・コンタクト

膨大な時間と労力を費やし、自ら掘った穴を埋め戻すことになりました。私が作業前の確認を怠った結果です。


知人が13インチのMacBook Pro (Early 2011)を購入しました。Apple Storeの整備済製品で出荷型番がFC700J/A、つまりMC700J/A相当品です。すでにSSDを所有し、RetinaはiPadで十分との判断からこの選択となりました。

P1000430 私のMid 2010と同じく、到着早々に解体され、まずはメモリ増設。

用意したのはCFDが扱うBUFFALO印の8GB2枚組。標準の2GB2枚と交換します。

 

P1000431 これは外した純正品。

hynixとSAMSUNGのモジュールが混在していました。デュアルチャネルの機体では避けるべきなのですが。

 

P1000429 さらに、LenovoのノートからPlextorのPX-128M2S (1.09)を移植。

念のため、CD起動からMemtest86+ 4.20を一周させ、その後USBで外付けにした純正HDDからディスクユーティリティの復元を行いました。一回目は途中でエラーとなり、二回目で成功しました。(原因は後述)

ちなみに、"Recovery HD"の領域も自動的に作成されます。


2011mbp_ssd01 2011mbp_ssd02 で、気になるベンチマークを。

どうにも歪なグラフです。とくに、Xbenchのシーケンシャルリードは明らかな異常値です。元々低い数値になる傾向のベンチマークですが、このSSDのカタログ値は400MB/sを超えます。

 

2010mbp_ssd03 2010mbp_ssd04 参考までに、私の2010とC400 (000F)の結果を。

SATAポートが3Gb/sに制限されていますが、256KB付近のテストブロック以外では全て凌駕しています。

 

さらに、ここまでにカーネルパニックが数回発生しています。(シングルユーザーモードでの起動中がとくに) 2011モデルのMacBook Proは過去の事例より、Sandy BridgeのSATAポートが何らかの干渉を受け、6Gb/s (Gen3)の動作に支障があることが指摘されています。この機体は2つの内蔵ポートが共に6Gb/s対応で、SSDが6Gb/sリンクであることも確認しました。

この事態は想定済みだったので、直ちに純正HDDに戻しました。ところが、状況は改善されず。しかも、無線LANが11nで接続されているのに、数十KB/sの転送レートしか得られません。私が外付けにしているSSD (C300 256GB)からLion (10.7.4)を起動すると、さらに悪化。内蔵アンテナの接続ミスやシールド損傷の可能性もありますが、目視できる範囲では異常無し。PRAMリセット、Safe Bootでのカーネルキャッシュのクリアなどのお約束の手順も無駄でした。

ここまで来ると、本体が初期不良であったと判断するのが妥当なので、AppleCareサービス&サポートラインに連絡させました。状況を説明すると、意外にも担当者から返金処理を行うとの提示を受けました。メモリが余剰になることを考えれば交換処理がベストですが、当人の希望もあってそのまま手続きへ。本体はヤマト運輸での引き取りとなりました。

iPhone 4SやiPadを持つ人間が、初Macへの機種転換にチャレンジしましたが、見事に失敗。ここまで第一印象が悪いと、完全にモチベーションを失ったようです。ただ、私は無理にMacへの移行を勧める気もないので、あとは当人次第です。


P.S. Memtest86+のUSB起動(X31で動作確認済み)は失敗しました。また、rEFItを用いてもCore Solo世代のMac miniなら起動しますが、今回の2011や私の2010では無駄です。SSDのファームアップなどが想定される人は、内蔵のDVDが必要となります。

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コメント

まあ、Windowsマシンにも初期不良はもちろんあるけどさ。

たまたま、ハズレを引いてしまったんだが、出荷時の状態ですでにおかしかったのをうまく君に説明できてなかったのも、手間を増やした原因だったな。
「重い」とはいったが、具体的な症状は書かなかったからね。
それも、おれが慣れないOSだから、OSぶっ壊したから調子悪いんだと思いこんでたしね。
これがWindowsだったら、自分でリカバリーかけるなり、クリーンインストールするなりして、「あ、これは環境の問題じゃなくて、ハードウェアの初期不良だ」と思ったのだろうけど、なにぶん初Macだったから、そこまで気が回らなかったよ。
余計な手間かけさせちまってすまんね。

それとは別に、「速さ」はWindows7 with SSDで全然問題ないんだよね。
あとは、マジトラの操作性を気に入るかどうかだと思う。
Macより先にiPadを手に入れてしまった場合、Macに対する印象は、もとからMac使ってた人とは違うかもしれないね。
iPadのマルチタッチとOS X のマルチタッチは似ているけど全然別物だってことはよくわかったよ。

投稿: カエル | 2012年6月17日 (日) 23時55分

ベンチマークソフトの名前を教えていただけませんか?

私もFC700JAを購入しましたがこの記事を読んで心配になりました。
やはり整備済み品は危ないのでしょうか。

投稿: 田中 | 2012年6月19日 (火) 08時33分

Xbenchは誰でもご存知かと思います。
グラフはSpeedTools Utilitiesに含まれるQuickBenchです。テストブロックの幅が広く、より各社SSDの特性が表れます。

SATAポートの6Gb/s動作は製造上の個体差であり、新品または整備済みだからという問題ではないでしょう。今回はHDDでもカーネルパニックになったので、それ以前の問題ですが。

無線LANは配線の大部分が他の部品に隠れているので、確証はありません。他人の機械ですから分解もできませんので。

何らかの理由で返品の前歴がある機体ですが、新品を購入したときと同様に、運悪く初期不良に遭遇しただけだと判断しています。

投稿: yutaka | 2012年6月19日 (火) 11時22分

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