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2014年3月

2014年3月25日 (火)

青の1号

幾たびの失敗を経て、ようやく及第点の結果が得られました。6号と言わず、今後も青が続くことを祈ります。もっとも、灯油窯の操作は私の担当ではないので、見守るだけですが。


撮影した作品のカラーバランスの調整が終わったので、周回遅れの窯出し報告です。青磁釉は発色が微妙なので、いつも苦労させられます。

P1140713 今回は全て灯油窯による還元焼成です。実は、三度目の正直で窯入れした金彩釉の楕円皿と茶碗は、さらに気泡が増える結果となり、回収されませんでした。

 

P1140718 金彩釉を吹き付けた備前のどんぶり。この釉薬は酸化焼成で光沢を発しますが、還元では落ち着いたマット調となります。

当初はラーメン鉢のつもりで成形したものの容積が中途半端で、もっぱらお茶漬けに使われています。

 

P1140725 とりあえず作ってみたルーシー・リー風の器。用途を聞かれると返答に詰まりますが、とにかく青磁釉らしい発色になりました。

及第点と表現したのは、長石粒の跡がまだ残っているためです。さらなる釉薬の調整が必要です。

 

P1140732 同じく青磁釉の棗。蓋の甲を楕円に彫り込んだので、目玉のようにも見えます。

結果的には満足のいく仕上がりとなりましたが、その過程が問題です。

P1140743 蓋の擦り合わせにはコンマ1ミリ単位の隙間しかないので、焼成で固着。こてで叩き続けると、わずかな角度で蓋が回る気配がしますが、それだけです。その後1時間、素焼きの粉を研磨材として根気よく擦り合わせを行い、ようやく分離に成功しました。

 

P1140745 これも青磁釉のミニ急須。以前からリンゴのデザインを繰り返していますが、これは青リンゴというわけです。

上記2点より青の発色が強く出ていますが、おかげで残念な部分もあります。

P1140748 蓋の縁が一部欠けています。取っ手の付け根と蓋の隙間に釉薬が流れ込んでしまい、ダイヤモンドヤスリで切断を試みましたが、強度が"素地<釉薬"だったので、わずかに欠けてしまいました。危険なエッジは研磨しました。

 

P1140749 P1140755 唐津の土を手びねりした抹茶茶碗。氷裂貫入釉の結果を見るのは初めてです。

この土の収縮率が大きいためか、予想より貫入が細かくなってしまいました。それよりも...

P1140756 写真では目立ちませんが、口縁が楕円に歪んでいます。

釉薬の収縮によって貫入が起きるわけですから、素地が歪むリスクも大きいのかもしれません。

 

P1140757 P1140760 釉薬は同じですが土は備前。貫入の間隔が大きくなりました。

ただ、これも口縁が外に開いてしまい、蓋に隙間が生じています。

 

P1140761 P1140762 これは半磁土。

土と釉薬の収縮率が近いためか、貫入の間隔はさらに大きくなりましたが...

 

P1140763 口縁の変形もより大きくなってしまいました。

釉薬を厚掛けにしているので、今後は素地も厚めに成形してみるつもりです。

 

P1140764 P1140767 全て手びねりした依頼品のマグカップ。ただし、希望のサイズにならなかったので、やり直し。

今回の氷裂貫入釉では最も大きく歪んでいます。赤は斑紋赤色釉。

 

今回はいろいろと課題の残る結果となりました。自他の作品共々窯出しは一段落したので、先日から欠けてしまった急須の予備を成形中。来月まで各パーツが乾燥しなければいいのですが。


P.S. 柏市某所の牛丼店。

P1140801 こうなった事情に関しては情報が交錯していますが、私は持病の都合でもっぱら鶏肉のメニューしか注文しないので、早期に再開されることを期待します。

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2014年3月18日 (火)

1/1 iPot mini

1/144のプラモデルを作っていたのは30年前でしょうか。その後、Nゲージにも手を出してしまいましたが、こちらも近似の縮尺だったと思います。


予告では窯出しされた作品の報告のはずでしたが、数が多くて写真加工が間に合わないので、今回は新たに成形した作品の記録だけとします。

P1140615 半磁土を手びねりして、足を細く削ったワイングラス。約100gです。

以前から足の長いワイングラスの制作を試みつつ失敗ばかりしているので、より安全な形状にしました。(妥協とも言う)

 

P1140654 続いて、第2、3作目。それぞれ150g。

もっとも、背の高いほうは乾燥中に亀裂を生じて、首が取れてしまいました。ドベで接着して修復しましたが、結果は後述します。

 

P1140659 これも以前に失敗したミニポットを通常サイズまで拡大したものです。

蓋が取れない失敗作を同じ窯の方に差し上げたところ、ティーポットとして使えるサイズにして欲しいと依頼されました。色も白のままとのことで、半磁土に透明釉を吹き付ける予定です。

 

P1140698結局、ワイングラスの首は修復に失敗したので、新たに1脚成形しました。

左は、しばらく作っていなかった座屈カップ。土は備前です。窯出ししたマグカップが思った以上に小粒になってしまったので、急遽成形しました。釉薬はまだ未定。

 

今回の作品は全て亀裂を生じるリスクが高いものばかりです。せめて半数は生き残って欲しいものですが。


P.S. 千葉県某所の「大慶園」へ行ってきました。ここを訪れるのも、10数年来です。

P1140616 残念ながら、スリックカートは営業時間外でした。これのスケールは1/2~1/3といったところでしょうか。

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2014年3月10日 (月)

雪解け水

溶ける、融ける、解ける、ブログを書く際は漢字の用法にいつも悩みます。ちなみに、釉薬は水で溶く、熱で融けるが当てはまります。


P1140587 前回は釉薬が融ける前にブレーカー落ちで本焼き中断。その電気窯を再起動させてから日を改めて、いよいよ窯出しです。

結論から言えば、二度焼きの皿と茶碗はさらに気泡が増えてしまいました。自分だけでなく他の方の作品も気泡やちぢれが目立つものが大半です。

窯の主の判断で、「今度は灯油窯で再焼成しよう」となりました。

 

P1140598 これは金彩釉のカップ&ソーサー。

一見すると無事に焼き上がったようですが...

 

P1140600 内面や取っ手には多数の気泡が見られ、危険なエッジはダイヤモンドヤスリで研磨しました。口縁も大きく歪んでいます。

自分で使うならともかく、とても人に譲れる状態ではありません。

 

P1140601 P1140607 なぜか無事だった金彩釉の急須。土も備前で上記のカップと同じ条件でしたが、こちらだけ成功した理由は謎のままです。

この受け皿は失敗作の流用です。カップの取っ手が干渉するので、代わりに急須を乗せてみました。

 

P1140608 P1140609 実は以前に作った急須の二番煎じを狙ったものですが、釉薬の質感が全く異なる結果となりました。ただし、内面だけが当初の期待に近いものになっています。

茶こしも余っていたもの(サイズを間違えて)が使えました。メッシュの径を少し絞りました。

 

P1140610 電気窯の窯出しと並行して、素焼きも完了していました。

いつものようにサンドペーパーで素地を磨いて、高台などに撥水剤を塗ります。もっとも、今回は面倒なミニ急須が一口だけです。

 

P1140611 織部、透明、金彩、青磁、氷裂貫入釉、最後に油滴天目の蓋を開けたところで作業が止まってしまいました。バケツがほぼ満水状態でした。どうやら、先日の雪解け水が流れ込んでいたようです。写真右下のどんぶりは釉薬が沈殿するまで放置となりました。

 

P1140596 (3/10追記) 一向に気泡が消えない楕円皿に業を煮やして、新たに成形しました。前作の土は備前でしたが、こちらは唐津です。

ひも作りで長径25cm、短径22.5cm、乾燥前で480gでした。

 

上記以外にも、順番待ちだった作品を灯油窯に窯入れしました。私は氷裂貫入釉を使うのは初めてなので、次回の報告に期待したいところです。(たとえ失敗だとしても)


P.S. 電池切れのBoogie Boardを復活させました。報告はまた後日。

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2014年3月 1日 (土)

100円のバースデイ(税別)

P1140580 誕生日にケーキを食べるなんてイベントは、ここ10年来記憶にありません。病気による食事制限が表向きの理由で、実際は自身の誕生日すら忘れているだけです。

今年は奇跡的に憶えていたものの、バチが当たったのか現在出血中。

 

このブログも5周年です。せめてSSDが壊れるまでは続けられるといいのですが。それでは月例報告をどうぞ。

Jmon14_mar01 TS32GSSD25-M

Average Erase Countの増加は42、2月中のブロック消去は平均すると約50GB/day。

ツールの計算上の寿命は5年後となっていますが、グラフの傾きを見て分かるように次第に延びています。

 

Jmon14_mar02 FTM28GL25H

AECの増加分は5、平均すれば23GB/dayのブロック消去。

主な任務は上記SSDのWindows 2000をバックアップするため、XPとパーティションツールを起動すること。総容量が大きいおかげで1000回付近で足踏みしています。

 

Jmon14_mar03 C400 256GB (070H)

AECの増加は1で前回と変わらず。上昇間隔は約80GB。60GBほどのiTunesライブラリを外付けHDDに退避させたことで空き容量を確保しましたが、3週間経過しても目立った変化無し。

すでに型遅れでファームウェアの更新も無く面白みに欠けますが、MacBook Proにて最も酷使されているので観察を続けます。

 

Jmon14_mar04 C300 256GB (0007)

かつての主力であり、TRIM有効化の実験、それに伴うTRIM暴走などを経験しましたが、一度もデータロストすることなく現在に至ります。

無通電で1ヶ月放置されましたが、Mountain Lionの起動に問題無し。

 

Jmon14_mar05 X25-M 160GB (102M3)

総書き込み量や通電回数は順調に増えていますが、消耗指数に変化無し。

ただし、代替セクタのカウントがまた増えました。

 

Jmon14_mar06 C300 128GB (0006)

FireWire 800とUSBの共用ケースでLeopardの起動ドライブのはずが、これも1ヶ月放置。

USB経由でS.M.A.R.T.取得したので、通電回数が増えたのみ。

 

Jmon14_mar07 Travelstar 7K320

これは番外編。余剰のHDDをFireWire 400とUSBの共用ケースに入れて、iTunesライブラリ専用としました。

上記のとおり、24時間稼働で3週間経過しましたが、不審な数値は出ていません。ParallelsにUSB接続してS.M.A.R.T.取得しています。

 

次回は電気窯の窯出しです。(のはず) 再び、事故報告にならなければいいのですが。


P.S. 初代Boogie Boardの電池が切れました。eraseボタンを押しても文字が消えません。いずれ分解記事になるかもしれません。

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