DOS/V

2013年7月18日 (木)

ASUS in Wandering

「アリス・イン・ワンダーランド」はティム・バートンとジョニー・デップがコンビを組んだ作品の一つです。もちろん、ジョニー・デップの代表作は「パイレーツ・オブ・カリビアン」となりますが、私の印象に残るのはウィノナ・ライダーと共演した「シザーハンズ」です。これは彼ら初コンビの作品でもあります。


目の前にASUSのEee PC 901-16Gがあります。私ではなく知人所有の機体ですが、購入した本人もほとんど使用することなく、人の手を渡り歩いていました。ようやく持ち主の元へ帰ってきたので、OSのリカバリーをすることになりました。MLC 16GBのSSDも換装したいところですが、以前手掛けた1005HR-WSと異なり専用モジュールなので、コストを考え見送り。代わりに、開店セール中の近所の家電量販店で16GBのSDカード(I-O DATAのBSD-16G10)を調達しました。

Bsd16g10_bench01 まずは、私のMacBook ProでSDカードの速度を確認。内蔵のカードスロットは当てにならないので、USBのカードリーダーを用いました。

表記どおりのClass 10の速度が確認できました。SSDではないので、これ以下のテストブロックの速度には期待してはいけません。

その後、HP USB Disk Storage Format Toolで初期化して、念のためパーティションがアクティブであることを確認しました。

 

Eeepc901_win7_01 添付のDVDからXPのリカバリーをするだけでは芸が無いので、今回はWindows 7 Professional 32bit版(使えるライセンスがこれだけ)のインストールを実行します。

せっかくSDカードがあるので、マイクロソフト提供のWindows 7 USB/DVD ダウンロードツールを使ってISOファイルからSDカードにインストール環境を転送しました。この作業はLenove G570(SSD換装済み)のカードスロットを使っています。

 

P1130102 次に、BIOS画面でBoot Boosterを無効にします。

これを行わないとSDカードからの起動ができません。

 

P1130103 再起動してESCを押し続けると、ブートデバイスの選択画面になります。

901内蔵のカードスロットはUSB接続のようなので、下段を選択します。

 

P1130104 無事にSDカードから起動して、Windows 7のインストールが開始されました。

あとは通常の手順に従って進めるだけです。

 

P1130105 とくに必要なデータも残っていないので、先頭のパーティションをそのままフォーマットしました。

2番目の31.0MBと表示された領域は、おそらくBoot Booster用なので触らないほうがいいでしょう。

 

P1130106 ファイルのコピーが始まれば、ただ待つだけです。

ただし、世代の古いMLC搭載のプチフリSSDですから、SDカードからのインストールでも時間が掛かります。

 

無線LANも標準で有効になるので、プロダクトキーの入力など初期設定が終われば、サービスパックや各種ドライバのセットアップを開始します。これらも、G570を使ってSDカードにコピーしました。ASUSのサイトからダウンロードしたドライバはACPI、VGA、TouchPad、Instant Key Utilityの4つです。

Eeepc901_win7_02 これはTouchPadのドライバです。

XP用を流用するので、"管理者として実行"または"互換性のトラブルシューティング"のどちらかを選択しながらインストールを進めます。

 

Eeepc901_win7_03 再起動するとデジタル署名の警告が表示されるので、"常に警告"のチェックを外して実行します。

 

その後、Windows Updateの重要な更新が全て完了したときには、内蔵SSDの空き容量は約3GBとなっていました。本体のメモリは2GBに換装済みなので、休止状態を無効にするなど少しでも節約すべきかもしれません。

ただ実験段階の運用なので、そのうちLinuxでもインストールされてしまうかもしれませんが。


901ssd_bench_01 これは内蔵SSDのベンチマークです。

この数値を見るとFlashFireを導入したくなりますが、実は失敗しました。0.a0f0002ともに必ずスタートアップ修復となり、復元ポイントに戻されてしまいます。

32bitのWindows 7での導入は今回が初挑戦でしたが、64bitでは以前に0.99が成功しています。機会があればそちらも実験してみましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月11日 (日)

愛おぼえていますか

最近、たまたま飯島真理さんのCDを聞いたもので。

Mac以外の方々には申し訳ありません。タイトルが文字化けしていると思いますが、そこは「アップルマーク」です。

 

今は、MacでWindowsといえばBoot Campですが、過去にもアップルがWindowsに惹かれた事実をおぼえていますか。

これはコンパチカードと呼ばれたもので、正確には「PC Compatibility Card」。アップル以外にも「OrangePC」なる商品もありました。要はワンボードコンピュータを当時のPCI Macに内蔵させるだけのものですが、事は簡単に運びません。

 

その当時の私は、秋葉原の中央通りにあったパソコン屋でバイトをしておりました。ちょうど、98(NEC)からDOS/Vへ移り変わる時代です。元来、自分は386のときからのDOS/Vユーザーで、面接でも扱える人間が少ないからと採用されました。DOS/V担当時の逸話はいろいろありますが、それはまた後日。

しばらくして店長からMacフロアへ行けと言われました。ひどい話もあったものです。Macの知識はほぼ皆無、人のCentrisにさわったことがあるだけでした。どうやら拒否権は無いようなので異動しましたが、当初はお客様に質問されるたびに内心は冷や汗ものです。なんとか平静を装いながら、他人の台詞を借りて販売していました。

そこへ登場したのがこの商品です。フロア長が楽しそうに持ってきて一言、「これ組み込んで」と。たしかに、このフロアでは私が適任かもしれませんが、まったく勝手です。そこで私も、「しばらく販売はお二人に任せますよ」と、条件を取り付けました。バイトのくせに偉そうです。しかし、これはあとで後悔することになりました。

ベースはこれを使いました。黒Macのご先祖さまPerforma 5420です。実際に、この機種はよく売れたので最適だろうと判断しました。取り付け作業自体に苦労はありませんが、問題はここからです。

DOSが付属しているだけなので、Windows 95をインストールするには、CD-ROMドライバを組み込んだ起動フロッピーが必要です。しかも、コンパチカード固有のドライバもあり、フロッピーの作成は手作業でした。そうです、config.sysやautoexec.batを手書きするのです。しかも、メインメモリーの不足で95のセットアップはエラーになるし、himem.sysやらdevicehighを駆使して、なんとか必要な領域を確保しました。

こんな作業はマックユーザーにできるわけもありません。結果、この商品はすべてセットアップ済みで販売することになったのです。私はこの作業を一人で行うこととなり、条件を出すまでもなく、販売どころではなくなりました。その後、自動セットアップが可能なフロッピーの作成に成功するまで、この苦労は続くことになります。

 

こんな有様ですから、商品として定着することもなく自然消滅しましたが、私にとってはMacに係わる良い契機になったと思います。その後、私はまた他の売り場へ異動してしまいますが。

P.S. 今回は思わぬ長文のあげくに専門用語だらけで、すみません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月18日 (土)

「SILENT TRIGGER」

Silent_trigger01ちょっと趣味の世界へ。

これはドルフ・ラングレン主演の隠れた名作です。テレビ東京で放映されたときの邦題は、その名も「スナイパー」。

私は偶然見たのですが、DVDも個人輸入しました。この映画の主人公、実は彼の持つアンチマテリアルライフルです。俗にいう50口径の対戦車ライフルですね。薬室ごとボルトを引き抜いて装弾、排莢を行う珍しいタイプです。

押井守の「.50 Woman ハーフ・ウーマン」にも登場しますが、
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=252
この記事によるとフルスクラッチだそうです。

がしかし、この銃は実在します。
http://www.50bmgstore.com/amac50bmgstore.htm
最近の映画にはセミオートのものばかり登場しますが、やはりボルトアクションでしょう。
ぜひ、トリビアで日本刀と対決して欲しかったものです。

 

前置きが長くなりましたが、本日のお題は「サイレント」です。

P1000027 数年前に依頼を受けて組み立てたShuttleのST20G5が入院されました。AMDのAthlon 64 (Socket 939)を使ったキューブ型のべアボーンです。当時のPentium 4は発熱の面で不利であったため、こちらを選択しました。

P1000026 背面の排気ファンが壊れたとの報告でしたが、経年劣化で音が大きくなっただけで、軸ブレなどの故障ではありません。しかし、静音化のため修理続行になりました。

修理という名の交換だけですが。

P1000020 P1000024 これが外したファンで、型番がAD0912UX-A7BGL、PWM対応の4ピンコネクタで92mm角、厚さ25mmでした。

どうやら、500〜1500rpmのようです。

P1000021 P1000025 そして、用意したのが株式会社サイズのDFS922512M-PWMで\880也。

スペックは見ての通りですが、カタログ上はこちらのほうがうるさいことになります。結果を祈りましょう。

P1000022 側面に描かれた矢印は回転の向きと風向です。取り付けの前に確認しましょう。

あと、ネジ穴にゴムブッシュが貼ってあるので、これも移植します。

P1000023 組み付け完了。まるで間違い探しです。

あとは本体に戻して、コネクタを挿すだけ。

さすがに無音とまではいきませんが、使用者本人の主観によると格段に静かになったそうです。冷却ファンのカタログスペックはあまり当てにできませんね。

 

古いだけに、実際にファンが故障している場合も多いと思います。

同時期のShuttleのべアボーンは同じ構造のはずですから、気になる方はお試しを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)