ASUS in Wandering
「アリス・イン・ワンダーランド」はティム・バートンとジョニー・デップがコンビを組んだ作品の一つです。もちろん、ジョニー・デップの代表作は「パイレーツ・オブ・カリビアン」となりますが、私の印象に残るのはウィノナ・ライダーと共演した「シザーハンズ」です。これは彼ら初コンビの作品でもあります。
目の前にASUSのEee PC 901-16Gがあります。私ではなく知人所有の機体ですが、購入した本人もほとんど使用することなく、人の手を渡り歩いていました。ようやく持ち主の元へ帰ってきたので、OSのリカバリーをすることになりました。MLC 16GBのSSDも換装したいところですが、以前手掛けた1005HR-WSと異なり専用モジュールなので、コストを考え見送り。代わりに、開店セール中の近所の家電量販店で16GBのSDカード(I-O DATAのBSD-16G10)を調達しました。
まずは、私のMacBook ProでSDカードの速度を確認。内蔵のカードスロットは当てにならないので、USBのカードリーダーを用いました。
表記どおりのClass 10の速度が確認できました。SSDではないので、これ以下のテストブロックの速度には期待してはいけません。
その後、HP USB Disk Storage Format Toolで初期化して、念のためパーティションがアクティブであることを確認しました。
添付のDVDからXPのリカバリーをするだけでは芸が無いので、今回はWindows 7 Professional 32bit版(使えるライセンスがこれだけ)のインストールを実行します。
せっかくSDカードがあるので、マイクロソフト提供のWindows 7 USB/DVD ダウンロードツールを使ってISOファイルからSDカードにインストール環境を転送しました。この作業はLenove G570(SSD換装済み)のカードスロットを使っています。
次に、BIOS画面でBoot Boosterを無効にします。
これを行わないとSDカードからの起動ができません。
再起動してESCを押し続けると、ブートデバイスの選択画面になります。
901内蔵のカードスロットはUSB接続のようなので、下段を選択します。
無事にSDカードから起動して、Windows 7のインストールが開始されました。
あとは通常の手順に従って進めるだけです。
とくに必要なデータも残っていないので、先頭のパーティションをそのままフォーマットしました。
2番目の31.0MBと表示された領域は、おそらくBoot Booster用なので触らないほうがいいでしょう。
ただし、世代の古いMLC搭載のプチフリSSDですから、SDカードからのインストールでも時間が掛かります。
無線LANも標準で有効になるので、プロダクトキーの入力など初期設定が終われば、サービスパックや各種ドライバのセットアップを開始します。これらも、G570を使ってSDカードにコピーしました。ASUSのサイトからダウンロードしたドライバはACPI、VGA、TouchPad、Instant Key Utilityの4つです。
XP用を流用するので、"管理者として実行"または"互換性のトラブルシューティング"のどちらかを選択しながらインストールを進めます。
再起動するとデジタル署名の警告が表示されるので、"常に警告"のチェックを外して実行します。
その後、Windows Updateの重要な更新が全て完了したときには、内蔵SSDの空き容量は約3GBとなっていました。本体のメモリは2GBに換装済みなので、休止状態を無効にするなど少しでも節約すべきかもしれません。
ただ実験段階の運用なので、そのうちLinuxでもインストールされてしまうかもしれませんが。
これは内蔵SSDのベンチマークです。
この数値を見るとFlashFireを導入したくなりますが、実は失敗しました。0.a0、f0002ともに必ずスタートアップ修復となり、復元ポイントに戻されてしまいます。
32bitのWindows 7での導入は今回が初挑戦でしたが、64bitでは以前に0.99が成功しています。機会があればそちらも実験してみましょう。
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